介護休業と介護休暇

　親などの介護が必要で、会社を休まないといけない。

　こんなときのためにあるのが、介護休業と介護休暇。

　介護休業と介護休暇どこがどう違う？

介護休業とは？

介護休業とは

• 「要介護状態にある対象家族を介護するために」とることができる休業。
• 平成11年4月1日から、全事業所（会社など）を対象として義務化された。
• 介護休業の要介護状態とは、2週間以上にわたり常時介護を必要とする状態をいう。
• 男女性別にかかわらず、介護休業の取得は可能。
• 有期雇用者（パートなども含む）の場合も一定の要件を充たせば取得できる。
• 対象家族1人につき通算（のべ）93日までの介護休業を利用できる。
  条件さえ満たせば、再度の介護休業も可能。
• 会社は要件を満たした労働者の申出を拒否できない。
• 介護休業中の給与の支給は法律的な取り決めが無い。
• 介護休業を理由に解雇はできない。
• 介護休業収得後は原則として、元の職場・部署・地位に戻る。

　というもの。

介護休暇とは？

　介護休暇は、平成22年にできた比較的新しい制度。

　要介護状態にある家族の通院の付き添い等に対応するため、対象家族が1人であれば年5日、2人以上であれば年10日収得できる。