介護費用の自己負担を安くする方法もいくつかある。
介護保険法や生活保護で定められたもの以外にも、市町村で定めた「介護費用の負担を軽減する」ための制度や健康保険法上の負担軽減制度が色々と準備がされている。
今回は、少しでも介護費用を安くする方法をご紹介。
負担限度額認定
介護保険法で決めた介護負担を軽減するための制度。
収入が低い人のための、施設利用時の食費・居室代を軽減する制度。
対象は主に「非課税世帯」。
詳細は過去記事「 収入段階と負担限度額認定 」を見てね。
生活保護・境界層制度
生活保護法からの制度。
生活保護は「介護扶助」で介護サービス利用の自己負担がゼロになる。
「境界層制度」は以前ご紹介した「境界層制度を知ろう 」を見て。
高額介護(介護予防)サービス費
介護保険の介護費用負担軽減制度。
高額医療・高額介護合算制度
健康保険&介護保険での介護費用負担軽減制度。
平成20年4月1日より始まり、平成21年8月以降順次支給申請受付が開始された、割と新しい制度。
市町村で定めた介護サービス利用負担軽減制度
負担限度額認定の対象は主に「非課税世帯」。
だが、市町村独自で、「住民税課税層への特例減額」を行っている。
市町村独自だが、たいていの自治体には同様の制度がある。
ただし、「住民税課税層への特例減額」は絶対あるとは言えないけど
細かい内容は、たぶん市町村によって違うので、住んでいる市町村に確認してもらった方が確実。
コメント
私の母は96歳。慢性心不全という病で昨年から入退院を繰り返しておりました。やっと退院したのもつかの間、私の不注意で圧迫骨折をし、その痛みを抱えたまま、心不全の状態も好ましくなかったので入院。今回の記事を拝見していて思ったことは、COPDではないかと思うに至りました。
質問ですが、入院中3割しか食せず点滴を受けている状態で、かつ全介助の状態。そのような状態でショートステイは可能なものでしょうか?
「施設による」としか言いようがないのが現状です。まずは、担当のケアマネに相談し、施設に相談を持ち掛けてもらった方が良いと思います。