一足早く、ノロウィルスについてまとめておこうと思う。
ノロウイルスに感染するとどうなるか。
ノロウィルスの治療薬は?
ノロウィルスの感染を予防するにはどうしたらよいか?
など、流行の季節前に知っておこう。
ノロウイルスに感染するとどうなる
ノロウイルス感染から発症までの時間は24~48時間。
主な症状は吐き気、嘔吐(吐き気がほとんどなく、いきなり吐いてしまう場合が多いように思う)、下痢、腹痛。
ふつうは、症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症も出ない。
ただし、症状がなくなっても、通常では1週間程度長いときには1ヶ月程度ウイルスの排泄が続くことがある。
ノロウイルスの感染で死んだといわれている人は、もともと体力がなかった場合が多く、ノロウイルスが直接の死因かどうかははっきりしない。
ノロウイルスには治療薬がない
ノロウイルスには、治療薬がない。
吐いたり、下痢をしたり、腹痛があったりで、脱水症状が起きるので、治療は、主に脱水の対応をする。
下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがある。
出るものは出してしまったほうが良いのだ。
ノロウイルスは1年じゅう発生する
ノロウィルスというと、冬場が発生時期と思われがちだが、実は1年じゅう発生する。
患者数が多くなるのが11月から2月ごろの冬の季節なだけ。
ノロウィルスはどうやって感染していく?
ノロウィルスの感染はほとんどが経口感染。
要するに、口からノロウイルスを吸い込むことによって、感染していく。
感染力が割と強いウィルス。
ノロウィルス対策には手洗いが有効
ノロウイルス対策には手洗いが有効。
物理的に、ウィルスを洗い落すのが基本。
泡立てた石鹸(別に殺菌成分がなくてもかまわない。固形でも液体でも泡状のものでもよい)で丁寧に洗う。
よくある、手指消毒の薬は、あまり効果がない。
食器などの消毒も、エタノールはあまり効果がない。
感染予防のためのうがいやマスクはやらないよりは、やったほうがまあ良いとは思う。
ノロウィルス感染予防のための手洗い方法
1.手を水(お湯)で洗い、目についた汚れがあれば先に落とす。
2.石鹸など泡立てる。
3.泡を両手の平の間に置き、手の平を5回こする。
4.手の甲に泡を置き、反対側の手の平で手の甲を5回こする。反対側の手の甲も同様にして洗う。
5.泡を掌において、反対の指先を掌の上で5回こする。逆の手に泡を置いて、その反対側の指先を掌の上で5回こする。
6.親指を掌で包み込み、回すようにして5回洗う。人差し指から小指まで1本ずつ同様にして洗う。反対側の指も同じように洗う。
7.手の指を組み合わせて、5回こすり合わせ指の間をきれいにする。
8.手首を手の平で包むようにし、5回回して洗う。反対側の手首も同様に洗う。
9.水を流しながら、十分に泡を落とす。
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