今の医療機関の構造は機能別に分かれている。
大病院への受診は医師の紹介状がないと、余分なお金を取られる。
この場合の医師の紹介状は健康保険の対象。
一方、生命保険会社などに提出する診断書は健康保険の対象外。
紹介状と診断書の違いは?
健康保険の対象になる医師の紹介状とは何を指す?
健康保険の対象になる医師の紹介状は「診療情報提供書」という文書名。
診療情報提供書は1通2500円。
健康保険の自己負担3割なら診療情報提供書1通の自己負担は750円。
医師の紹介状「診療情報提供書」はどのような時に使われる?
「診療情報提供書」は以下のような時に発行される。
医療機関から医療機関への紹介状として「診療情報提供書」を発行する
医療機関から介護施設などへの紹介状として「診療情報提供書」を発行する
患者が、主治医とは別の医師の意見を聞く「セカンドオピニオン」を求めた場合の紹介状として「診療情報提供書」を発行する。
要は、医療的に必要とされる場合に紹介状として「診療情報提供書」が発行される。
セカンドオピニオンへの「診療情報提供書」の提供にかかるお金
「セカンドオピニオン」を求めた場合の紹介状として「診療情報提供書」を発行する場合は、検査結果や画像診断の情報なども付けて、1通5000円(健康保険3割負担の場合は自己負担1500円)。
健康保険の対象とならない診断書
勤め先や生命保険会社に提出する診断書は、健康保険の対象にならない。
この場合、診断書の代金は全額自己負担。
値段は医療機関が各自で決める。
簡単な内容の診断書の平均費用は約2500円程度、複雑な内容のものだと平均3700円程度。
大きな病院で、色々な科にかかっている場合は、それぞれの科で費用負担がかかる場合がある。
生命保険会社や勤め先へ提出する診断書が必要になったら、あまり大きな病院ではなく、近くのクリニックや医院で書いてもらうほうが良いかもしれない。
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