あまり数は多くないけど、特効薬はあるのに使われないまま数時間後に死を迎える可能性がある。
そんな病気があるんだけど。
ちなみに、外国の話ではなくて、日本で感染例があり、最近増加傾向にある病気。
別名”人食いバクテリア”と呼ばれている。。
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】ってどんな病気?
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】を発症すると、初めは風邪のような症状が出る。
その後、組織が壊死(えし)したり、呼吸状態の悪化・肝不全・腎不全などの多臓器不全(あちらこちらの内臓が機能しなくなる)する。
場合によっては数時間で死亡する。
ちなみに、壊死は手足から進行していくことが多いようだ。
別名”人食いバクテリア”ともいう。

壊死って、何?

壊死は細胞や、体を構成する一部の組織が死んでいくことだよ。

【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】にかかった人はみんな細胞が壊死して死んじゃうのかな?

ほんとは特効薬があるから、それを使えば、治るんだけど・・・。
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】治療方法は?
普通のレンサ球菌(溶連菌)感染症はペニシリン系の薬が効く。
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】にもペニシリン系の薬が効く。

ペニシリン系の薬が効くなら心配ないんじゃない?

【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】だってすぐにお医者さんが気が付けば、ペニシリン系の薬が使えるけどね。
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】って気が付く前に病状が進行してしまうことがあるんだ。

そんなに数の多い病気じゃないから、なかなか【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】って思いつかないってこと?

そう、しかも、進行が速いからね。
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】と気が付いた時には、症状が進んでいて、もう遅かったってこともある。
ペニシリンが効いても壊死した部分は、外科手術で切除したりする必要がある。
レンサ球菌(溶連菌)に感染した人がすべて【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】になる?
「レンサ球菌(溶連菌)に感染した」なんてことは結構よくある話。
のどの痛みや扁桃腺炎で調べたら「レンサ球菌(溶連菌)に感染だった」とか。
猩紅熱(しょうこうねつ)・とびひなどもレンサ球菌(溶連菌)の感染で起こる。

レンサ球菌(溶連菌)感染症は割と身近。
普通の症状は鼻水の出ない風症状やリンパが腫れるなど。
レンサ球菌(溶連菌)に感染して【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】になる人はごく一部。
レンサ球菌(溶連菌)に感染しても普通は、【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】にはならない。
なぜ【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】になるのかははっきりしていない。
予防法はある?
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】に特化した予防方法やワクチンは存在しない。
基本的には一般的な感染症の予防と同じ方法が予防になる。

「手洗い」「マスク」が基本的な予防かな

溶連菌(A群レンサ球菌)感染症は主に「飛沫感染」で感染するので、マスクなども効果があるとおもう。
最近感染例が増えてきている
【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】自体は、昔からある病気だが、最近、感染例が増えてきている。

劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症の発生(日本国内):厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html:国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/article/tsls/010/index.html
日本以外にも【劇症型溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染症】の発症例はあるようだが、一寸見つけられなかった。

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