昨日、「屯用薬」と同僚に言ったら、「?」という反応を返された。
内容を説明したら「頓服のこと?」といわれた。
まあ、「屯用薬」も「頓服薬」も大体同じだけど。
ちょっと違うんだな。
屯用薬(頓服)が用いられるケース
屯用薬が用いられるケースとしては
・痛みがある時にだけ使用する(鎮痛薬など)
・眠れない時にだけ使用する(睡眠剤や安定剤など)
・吐き気がある時にだけ使用する(吐き気止め)
・便秘の時にだけ使用する(便秘薬・緩下剤)
・発熱時のみ使用する(熱冷まし解熱剤)
・不整脈の発作時のみ使用する(不整脈薬)
など。
いわば、
・定期的に使わない。
・症状があるときだけ利用する。
のが、屯用(頓服)薬。
屯用薬と頓服薬はどう違う?
屯用薬と頓服薬はほとんど同じ使い方をする。
どちらも「必要な時だけ使用する」。
が、定義はちょっと異なる。
屯用薬は
屯用薬は何らかの症状が出た時に、一時的に用いる専用の薬のこと。
口から飲むものだけでなく、座薬や自己注射、貼り薬などいろいろな形態の薬がある。
屯用の場合は、説明書通りの使い方をきちんと行う必要がある。
だって、座薬を口から飲んだら…、悲劇。
飲む薬だけでないのが頓用薬
頓服薬は
鎮痛や解熱などのため、症状に応じて一回に服用する分を一包にしてある薬剤。
屯用薬との大きな違いは、「服用(経口摂取)の薬であること」「一回に服用する分を一包にしてある」というところ。
1つの子袋の中に、複数の薬が入っていることもある。
飲む薬で一回分ずつ分けてあるのが頓服薬
屯用薬や頓服薬の使用回数
屯用薬や頓服薬の1日の使用回数は「医師の指示」「薬の種類」次第。
薬によっては、「1回使って、すぐ症状が治まらなければ、続けて、もう一回の利用してよい」という薬もあれば、「1回の利用後数時間開けないとつかってはいけない」という薬もある。
医者の指示には従って飲みましょう
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