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息子と二人暮らしのお宅が怖い

地域包括支援センター 地域包括支援センターの日常

 地域包括支援センターは「65歳以上の高齢者の相談窓口」だ。

 市の委託で「高齢者の生活」をチェックしたりするのも仕事。

 高齢者の健康維持のために各種の教室を運営したりするのも仕事。

 経済的に困っている高齢者の相談に乗ったり、家庭内の虐待の相談に乗ったりするのも仕事だ。

 そんな中でよく思うのが「息子と高齢者の2人暮らしの家が怖い」ってこと。

 「息子と2人暮らし」ってだけで「要注意!」って気がしてしまう今日この頃。

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息子と2人暮らしの高齢者家庭はなぜ怖い?

 息子と高齢者の2人暮らしの家庭がなぜ怖いか?

 それは、実態がわかりにくいから。

 世間様も民生委員も「息子と同居なら安心」と思っているらしく、周囲が実態をつかんでいないケースがすごく多い。

 考えても見てよ。

 息子は昼間はいないかもしれない。

 息子がいてもその家の中で何が起こっているのかは誰も気にしないからわからない。

 基本的に2人暮らしは片方に何か起こったときもう片方も共倒れになるリスクをはらんでいる。

 でも、老夫婦2人暮らしなら周囲も気にする。

 けど、これが「息子と暮してる」となると、なぜか気にしなくなるのだ。

 日本の伝統的な考えとして「子供と同居するのが幸せ」っていう意識があるせいなのかもしれないけど。

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民生委員も気にしない「高齢者と息子の2人世帯」

 民生委員は「単身高齢者」「老夫婦」「児童のいる家庭」のことは気にする。

 でも、「子供と2人暮らし」の家庭のことはあまり気にしない。

 もちろん、民生委員の人となりにもよるけど。

電話が使われていません

 ある日、おいらは市の委託の健康増進の教室参加候補者の名簿をもらった。

 募集などは地域包括支援センターでやることになっているので、対象者に名簿を見ながら電話をかけた。

 そのうちの一人が電話がつながらない。

 「この電話は使われていません」とアナウンスが流れるばかり。

 「電話番号が変わりました」のアナウンスも流れないし。

 いろいろと調べてみると息子と二人暮らしなのはわかった。

 自宅に直接訪ねてみたが、チャイムを押しても応答が無い。

 玄関の鍵はかかっているんだけど。

 包括の電話番号の入った教室のちらしをポストに入れてきたものの、その後の連絡も無い。

 地域の民生委員に電話で「電話がつながらないんだけど、何かあのご家庭のことでご存知のことはありませんか?」とたずねてみた。

 が、返答は「息子と2人暮らしの家でしょ。そういう家の情報はありません。」というお答え。

 近日中にまたそのお宅に訪問してみるつもりだけど・・・。

 何事もありませんように。

 せめて、声だけでも聞かないことにはちょっと心配。

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