夏のビールにご注意

　夏はビール！と言う方、脱水症・熱中症にはご注意を。

　アルコールは夏にはあまりよろしくない。

アルコールは体内の水分を排出する働きがある

　アルコールは、体の中の水分を排泄する働きがある。

　通常脳から腎臓へは、尿の量を調整するホルモンが出ている。

　アルコールはそのはたらきを抑えてしまう。

　このため尿の量は増えてしまう。

　出て行く尿がどこから来ているのかといえば体の中からに決まっている。

　もちろんビールもご同様。

　いやむしろビールはほかのアルコール飲料より脱水になる危険性が高い。

ビールはほかのアルコールより水分を排出する力が強い

　ビールにはほかのアルコール飲料よりカリウムというものが沢山含まれている。

　このカリウム、体の中から水分を尿として排出させる働きがあるのだ。

　ビールを飲んだら水分補給もきちんとしないと脱水になる危険性もある。

　と言うわけで、

『ビールを飲んで、元気に夏を過ごす』

　ってのは、あんまり理屈に合わない。

　イスラム教で『お酒は駄目』ってのは、日差しの高い地域で、脱水症を起こさないための教えでもあるのかも。

　アルコールには糖分も多いので、なおさら、水分の吸収を妨げる傾向もある。