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認知症と味の深い関係

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 認知症は長生きすればだれでもかかるとある精神科医が言った。

 認知症の大半はアルツハイマー型認知症というやつだが、このアルツハイマー型認知症、防ぐすべも直す方法も今のところない。

 が、進行を遅らせることはできる。

 で、大事なのは早期発見。

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認知症の初期症状-味覚の障害

 アルツハイマー型および脳血管性の認知症で、味覚に関する認知機能が低下がある。

 という研究者がいる。

 認知症になると「味覚神経は正常だが、脳の神経細胞が味覚神経が感じた味を正常に受け取れない」というわけ。

  • 好みの味が変わった
  • 濃い味が好きになった
  • 料理を作ると以前より濃い味の物を作る

 こういう症状がでたらそれは認知症の始まりかもしれない。

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認知症でない味覚の障害もある

 味覚の障害の原因にもいろいろあって、若い人でも高齢者でも「亜鉛が不足」とか「ストレス」 とかその他もろもろ、たくさんある。

 なので「うちのお母さん、最近味付けが濃くなった」と思ったら、まず、病院へ行ってみてもらったほうがいいかも。

 原因がわからないと治療方法もわからない。

 もしかして、認知症以外の原因で味覚が障害されているのかもしれないし、原因が判れば、治療ができるかもしれない。

 認知症なら、進行を遅らせることができるかもしれない。

認知症の人と食事の味

 認知症の人は「味に対する障害がある場合がある」ということを介護する側が心得ておくと、「最近食欲がないみたいで、食事量が減ってる」とか、「水分を取ってくれない」なんてときに役に立つかも。

 その人にとって「味がない(薄い)」のかもしれないよ。

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