今年もインフルエンザの季節がやってきた。
インフルエンザワクチンが不足しているとか言われているがどうなんだろう?
そもそもインフルエンザワクチンの予防効果ってどのくらいなんだろう?
実は、私はインフルエンザワクチンを受けた年に限ってインフルエンザにかかる。
しかも、結構症状が重くなる。
でも、職場でインフルエンザワクチンを接種していないと、インフルエンザに罹った時に「ワクチン接種をしないから、インフルエンザに罹った。自己管理が悪い。」といわれるので、最近はワクチン接種を受けている。
インフルエンザワクチンの目的は「重症化」を予防すること
厚生労働省は案外正直にインフルエンザワクチンの効果について述べている。
曰く
インフルエンザワクチンには、~中略~麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。 国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。
By厚生労働省HP
予防効果は40%から60%程度
上の記述でもわかる通り、インフルエンザワクチンのインフルエンザの予防効果は、少なく見積もって40%程度。
多く見積もって60%程度。
極端に言えば、「インフルエンザワクチンを接種しても半分の人はインフルエンザにかかる。」というのが本当のところのようだ。
ワクチンの効果はどのくらい持続する
インフルエンザワクチンの効果は大体3から4カ月ぐらい。
接種後2から3か月くらいたつとだんだん効果が低下していく。
子供(日本では13歳未満)の場合、ワクチンを2回する。
これは、子供のほうが、ワクチンを打っても免疫が付きにくいため、2回摂取することになっている。
ちなみにアメリカとかでは8歳以下では2回接種が奨励されているそうだ。
効果が表れるのは接種してから2週間後
インフルエンザワクチンを受けてから、効果が表れるのは、大体2週間くらいかかる。
今インフルエンザワクチンの不足が言われているが、例年12月半ばくらいになると、ワクチンが再度供給され、最終的には余ったりする。
ワクチンの効果も何年も続くわけでもないので、ワクチンが不足しているからといって余り焦る必要はないのかも。
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