「サ高住」という言葉を聞いたことがあるだろうか？
「サ高住」とは「サービス付き高齢者住宅」の略だ。
読んで字のごとく、「サービスのついた高齢者住宅」。
高齢者専門のマンションのような感じだと思えばいい。
サービス付き高齢者住宅のサービス
通常、サービス付き高齢者住宅のサービスは、特別養護老人ホームなどのようなものではない。
見守りとか介護とか健康管理は「サ高住」のサービスに含まれていない。
「サ高住」のサービスは、主に「ちょっとした相談」。
まあ、マンションの管理人業務にちょっとした相談がくっついたようなもの。
ここら辺、理解していないと、入居した後に「こんなはずじゃなかったのに」ということになる。
特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅
同じサ高住と名前がついていても、そこに特定施設入居者生活介護という言葉がついている場合は、またちょっと違う。
特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅には、基本的にケアマネがいる。
介護の相談は心配なくできる。
また、特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅にも種類がある。
包括型特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅
包括型特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅の場合、介護保険内のサービスは一定金額（介護保険の介護度による限度額）で行う。
介護保険に該当するサービスについては、いくら使っても一定額以上は取られることがないので、ある意味安心。
外部型特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅
外部型特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅の場合、サ高住のケアマネのケアプランに基づいて、外部の介護サービスを利用する。
介護サービスにかかるお金は、サービスを使った分となる。
特別養護老人ホームと特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅どちらが得
特別養護老人ホームと特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅どちらが利用者の負担額が少ないか？
基本的には、特養のほうが自己負担は少なくなる。
が、収入が多いとか、貯金が多い人はちょっと別。
収入区分第4段階（住民税が課税されている人）や預貯金等が一定額（単身1,000万円、夫婦2,000万円）以上ある人は要注意。
特別養護老人ホームと特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅も費用は変わらないか、かえって特定施設入居者生活介護サービス付き高齢者住宅のほうが安上がりだったりする。
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