老健(介護老人保健施設)と特養(特別養護老人ホーム)似てるようだが、一応、介護保険上は扱いが全く違う。
では、老健(介護老人保健施設)と特養(特別養護老人ホーム)どこがどう違うかというと。
老健(介護老人保健施設)は終の棲家ではない
老健(介護老人保健施設)は介護を受けながらリハビリをして在宅復帰を目指す施設。
原則3ヶ月の一定期間で退去することが前提。
一方、特養(特別養護老人ホーム)は基本的に終身利用を前提とし、介護を受けながら生活をする施設。
いわば、特養あるいは自宅療養と病院の中間といった役割なのが老健(介護老人保健施設)。
とはいえ、今の現状としては、どちらも現実的にはあまり変わりない。
一番違うのは、入居条件。
特養(特別養護老人ホーム)に入れるのは、(原則)要介護3~5の人。
老健(介護老人保健施設)は要介護1~5の人が利用できる。
また、老健(介護老人保健施設)は住所が変わらない。
一方の特養(特別養護老人ホーム)は住所が変わる。
というところ。
老健の費用は特養より高い?
ネット上などを見ると、老健(介護老人保健施設)の費用は特養(特別養護老人ホーム)より高い。
といわれているようだが、今主流のユニット型特養(特別養護老人ホーム)と比べると老健(介護老人保健施設)の多床室(いわゆる大部屋)のほうがはるかに費用は安く済む。
また、老健(介護老人保健施設)の施設サービス費は医療費控除の対象になることもあって、実質的には、老健(介護老人保健施設)のほうが安上がりになることも少なくない。
医師や看護婦の確保が必要なせいもあり、地方では運営が厳しいようだ。
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