同じ医薬品でも、ジェネリック医薬品は値段が安い。
ジェネリックとは、一体何か?
ジェネリック医薬品とは?
- 後発医薬品のこと。
- 先発医薬品の特許(20年から25年)が切れた段階で、他の製薬会社が売り出すもの。
- 研究費がかかっていない分、先発医薬品より値段は安い。
- 医療関係者の中では、後からぞろぞろ出てくるため、『ゾロ』と呼ばれることが多い。
ジェネリック医薬品の問題点
ジェネリック医薬品は研究費などがかからないことから、同じ有効成分を使っていて、同じ効果があるものでも、先発医薬品より値段が安い。
患者負担が少なく、病院でも在庫負担が少なくすむ。
一見いいことばかりに見えるジェネリック医薬品。
でも、ジェネリック医薬品には、問題もあるのだ。
- 先発医薬品と製造工程が違ったり、添加物などの違いから、作用の強さや副成分が異なる場合がある。
- 味などが異なり、内服のしやすさが先発品と違うことがある。
- 中小製薬会社からの供給が多く、供給が不安定。
特に問題なのが、製造工程が違ったり、添加物などの違いから、作用の強さや副成分が先発医薬品と異なる場合がある点。
1種類の薬だと、大きな問題にならないかもしれないが、複数種類の薬を内服している場合、データーの蓄積がないため、副作用などの予想がつきにくい。
ジェネリック医薬品利用の最大の障害は患者の意識
ジェネリック医薬品の最大の障害は薬をもらう患者の意識だ。
「高い薬のほうがよく利く」
「薬の形が違うから、この薬は今までもらっていた薬と違う、だから効果が無い」
など。
高い薬のほうがよく利くなんてことはないし、薬の名前や形は違っても中身は変わらない。
高い薬が利くような気がするのは気のせい。
こういう人は、値段が高くて同じ形の薬なら中身は小麦粉でも効果がある。
プラシーボ(Placebo・偽薬)効果というのだ。
でも、人間って不思議なもの。
わかっていても体のほうが勝手に「高い薬だから利く」と思い込んでしまっている場合もある。
もちろんジェネリック医薬品でも健康保険は使うことができる。
おいら、値段の高い先発薬と値段の安いジェネリック医薬品のどちらを処方しようか?と医者に言われたら、値段の安いジェネリックのほうを選ぶけどもね。
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