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人間の1日に必要な水分量はどれだけ

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夏ばて・熱中症
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 暑さも和らぐ季節になったが、まだまだ暑い。

 脱水には注意が必要だ。

 ところで、人間が1日に必要とする水分の量はいったいどのくらいだろう。

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何もしなくても体の中の水分は蒸発する

 たとえ寝たきりでも、口鼻からの呼吸、皮膚呼吸の時に体の中から自然に水分は出ていく。

 これを不感蒸泄という。

不感蒸泄量は?

 人間の体から自然に出ていく水分量(不感蒸泄)は常温安静時には 健常成人で1日に約900ml(皮膚から約600ml,呼気による喪失分が約300ml)程度。

 水分蒸発量(不感蒸泄量)=体重(kg)×15+200×(体温−36.8)。

 例えば

  • 体重50キロ・体温36度で590mL/日。
  • 体重50キロ・体温37度で790mL/日。
  • 体重が60キロ・体温36度で740mL/日。
  • 体重が60キロ・体温37度で940mL/日。

 となる。

 この不感蒸泄量、尿を出す水分や便を出す水分は含まれていないので、本当に、体を維持するための最低量と思っていい。

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人に必要な水分量は

 人が生きていくのに必要な水分量は、安静時で2000mL前後。

 必要水分量=体重(kg)×33

 暑くて、汗をかけばもちろんもっと水分量が必要。

食事でとれる水分量は?

 1日の食事でとることのできる水分量は1,000〜1,500mL程度。

 普通に食事してとれる水分量がほぼ安静時の不感蒸泄量だと思っていい。

 体の中で作られる水分が200mLといわれているので、何もしていないで寝てるだけでも、最低でも800mLは飲み物から水分を取ってほしい。

 食事量が少ない人は、もちろん、もっと飲み物から水分をとる必要がある。

 気温が上がったり、動いたり、熱でも出れば、もっともっと水分が必要。

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