コロナウィルスの検査、いろいろあるけど、一体どこがどう違う?
PCR検査・抗原検査 ・抗体検査。
抗原検査でも、抗原定性検査と抗原定量検査とあるよ。
検査で陰性と出たら、団体旅行や宴会・会食に行っても大丈夫?
PCR検査
PCR検査はコロナウイルスに感染しているかを調べるためのもの。
鼻・のど・だ液の中にコロナウイルスの遺伝子配列のRNAが存在しているのかどうかをみる。
鼻やのどを綿棒みたいなもので拭ったものや、唾液を専用の薬液を用いて増幅させ検出させる。
結果が出るまで、数時間から1日くらいかかる。
キチンと判定されいるかどうかは70から85%程度の確率らしい。
それなり高価な判定機械が必要。
抗原検査
コロナウィルスの抗原検査は、ウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する。
抗原定性検査と抗原定量検査とがあり、コロナウィルスの検出率が高いのは抗原定量検査のほう。
ただし、抗原定量検査は専用の測定機械が必要で、よく行われているのは、専用の機械が必要ない抗原定性検査のほう。
抗原定性検査の検体は、鼻から長い綿棒を奥に入れて取る。
抗原定量検査のほうは、唾液でもOK。
発症2日目から9日以内の有症状者については、抗原定性検査もPCR検査と同程度の判定結果の精度がある。
ただし、無症状・症状が出て10日以上たった場合の判定制度はPCR検査より低い。
なので、濃厚接触者などで症状がある人で、症状が出て9日以内の人は抗原定性検査で陰性が出れば、追加でPCR検査を受ける必要がない。
無症状の人や症状が出て10目以降の場合は、抗原定性検査で陰性が出ても、さらに、PCR検査を追加で受ける羽目になる。
結果が30分ぐらいででる。
抗原定量検査のほうは、無症状の人でもPCR検査と同程度の精度で結果が出るが、結果が出るまで、抗原定性検査より時間がかかる。
抗体検査
抗体検査は、過去に感染した痕跡を探す検査。
コロナウィルスに抗体があるかどうかを調べる。
今感染しているかどうかを調べる検査ではないのでお間違え無く。
PCR検査が陽性の時期でも抗体検査が陽性に出ることもあるので、抗体検査で+だからと言って、「抗体あるからコロナにはもうかからない」とか「抗体があるからコロナの感染源にならない」なんてことはないみたい。
コロナウィルス検査まとめ・陰性でも安心できない
というのが、現在のコロナウィルス検査の現状。
そう考えると「PCR検査陰性だから、団体旅行に行っても大丈夫」「飲食店に入る前にPCR検査をして陰性なら大丈夫」っていう人の主張にはあまり賛同できないと思う。
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