台所の消毒や手の消毒に使われるアルコール製品がたくさんあるが、大事なのは成分とアルコール濃度。
アルコール濃度が高ければ消毒効果が高いというわけでもない。
ほかにも飲用できる種類のアルコールか飲用できない種類のアルコールか?とかの違いもある。
エタノールとメタノールの違い
まずは、エタノールとメタノールを間違えないようにしたい。
エタノールは、さとうきびなどの糖質と、じゃがいもなどのでんぷん質を発酵させて作られる。
メタノールメタノール(メチルアルコール)は、天然ガスや石炭などから作らる。
体内に入るとエタノールより毒性があり、戦後、飲用のお酒がなくて代わりに飲んだ人が、失明したとかなんとか。
下手すると死ぬ。
メタノール(メチルアルコール)は、アルコールランプなどの燃料などに使われる工業用のアルコール。
でも、エタノールもメタノールも薬局で売られている。
1字しか違わないけど、物は全然違う。
アルコール濃度の違い
アルコール濃度によっても違いがある。
消毒効果の強いアルコール濃度は?
消毒効果の一番期待できるアルコール濃度は75%前後。
厚生労働省のコロナ対策をまとめたホームページでは
濃度70%以上95%以下(※)のエタノールを用いて、
とある。
また、コロナウィルス対策としては、同じ厚生労働省のホームページで
60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。
とされている。
コロナウィルスにもインフルエンザウィルスにもこの濃度で効く。
消毒用エタノールや消毒用エタノールIP・イソプロパノールの消毒効果は同じ
消毒用エタノールや消毒用エタノールIPの殺菌効果は同じ。
ただ、エタノールIPのほうがイソプロパノールが入っている分酒税がかからない。
なので、エタノールIPのほうが値段も安い。
掃除などにも使うことができる。
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無水エタノールを消毒用に使うには
無水エタノールを消毒用に使うには消毒用エタノールと同じ濃度になるように、水で薄めて使う。
水は、できれば精製水。
無ければ、水道水でもOK。
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