コロナウィルス騒動で、アルコールの消毒剤がどこでも置いてある。
そして、「アルコール消毒をしましょう」とどこでもすすめられている。
でも、アルコール過敏症の人はアルコール消毒で大変なことになったりする。
死んじゃったりする場合もある。
アルコール過敏症は鍛えて強くなるわけではない
アルコール過敏症はアレルギーの一種だが
このため、「鍛えれば、お酒に強くなる」とかいう代物ではない。
もともと、分解する酵素がないので、少しずつ慣らすというのは効果がない。
ここら辺が、ふつうのアレルギーと違うところ。
アルコール過敏症の症状
お酒だけでなく、アルコールの入っているものに反応する。
口から入ったものだけでなく、皮膚にかかったりしても反応する。
ものすごく微量でも反応することもある。
例えば、隣の人が使ったアルコールスプレーの中身を少し吸っただけでも具合が悪くなる場合もある。
主な症状としては
場合によっては、アナフィラキシーショックを起こして、そのまま死んでしまうこともある。
アルコール過敏症は治らない
アルコール過敏症には、根本的な治療方法がない。
アルコールに接触しないことが唯一の方法。
蕁麻疹などを起こしたら、あとは、対症療法しかない。
アルコール過敏症の人の消毒は?
アルコール過敏症の人は、アルコール系の消毒液が利用できない。
施設によっては、次亜塩素酸ナトリウムを薄めたものを使っているところもある。
でも、次亜塩素酸ナトリウムにアレルギーがある人もいる。
でも、まずは、手洗い。
ただし、手洗い石鹸の中に、アルコールや薬品が入っていることもあるので、そこらへん難しいところ。
周囲にいるかもしれないアルコール過敏症の人
実は、このアルコール過敏症、日本人には多いのだそうだ。
また、アルコールを分解する酵素があっても、あまりよく働かず、体調によっては過敏症の症状が出る人もいる。
アルコール消毒剤を利用する人にも、そこらへん、少し、注意してもらえると、良いと思う。
アルコール過敏症の人は、霧を吸い込んだだけでも、悪影響が出るんだってことを、どうか、ちょっとだけ意識にとどめておいてほしい。
ちょっとそこのディの皆さん、テーブルにスプレーで多量にアルコールをかけるの、ちょっと待って、その席には、アルコール過敏症の利用者さんがいるよ!
布とかに吹き付けてテーブルを拭くとか、方法あるんじゃない?
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