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自立支援医療(精神通院医療)制度と介護保険

自立支援医療(精神通院医療)制度と介護保険 介護保険
自立支援医療(精神通院医療)制度と介護保険
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精神疾患を患っている人が訪問看護を受ける場合、自立支援医療(精神通院医療)制度を使うと訪問看護にかかる自己負担を安くすることができる場合がある。

65歳以上の人でも自立支援医療(精神通院医療)制度での訪問看護を受けることができるので上手に利用したい。

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自立支援医療(精神通院医療)制度

 精神科疾患を持っている人の支援制度の一つに「自立支援医療(精神通院医療)制度」というのがある。

 この、「自立支援医療(精神通院医療)制度」は通院のための医療費の自己負担を軽減する制度。

 「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用すれば、通常3割の医療費自己負担が1割になる。

 また自己負担の上限も決まっていて、それ以上医療費を払う必要がなくなる。

「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用したサービス

「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用したサービス

だいだいちゃん
だいだいちゃん

「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用すれば、自己負担が月5000円くらいで済むんだ。

市町村によっても自己負担の上限額が違うのかもしれないけど。

ゆう
ゆう

世帯や重症度によっても自己負担の上限額は変わるよ。

「自立支援医療(精神通院医療)制度」の対象医療

 「自立支援医療(精神通院医療)制度」の対象となる医療は

・精神科の外来受診の費用
・精神科で処方された薬代
・精神科訪問看護
・精神科デイ・ケア、
ゆう
ゆう

ただし精神科なだどこへ受診してもいい訳じゃなくて申請時に決めた医療機関が「自立支援医療(精神通院医療)制度」の対象になるんだ。

だいだいちゃん
だいだいちゃん

他の科はダメなの?

例えば内科とか、歯科とか。

ゆう
ゆう

内科なども受診するのは構わないんだ。

でも「自立支援医療(精神通院医療)制度」の対象にならないよ。

だいだいちゃん
だいだいちゃん

申請時の精神科医療機関以外の精神科もだめ?

ゆう
ゆう

これも受診するのはいいけど、「自立支援医療(精神通院医療)制度」の対象にならない。

だいだいちゃん
だいだいちゃん

病院の薬局以外で薬をもらう場合はどうなるの?

ゆう
ゆう

薬をもらう薬局も申請の時に申請書に記入するんだ。

なので、外部薬局でもいいけど、申請時に決めた薬局だけが「自立支援医療(精神通院医療)制度」の対象になるんだよ。

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介護保険を利用していても利用は可能

 基本的に介護保険制度を利用している人は、同じサービスなら介護保険のサービスが優先される。

ゆう
ゆう

訪問看護に関していえば、介護保険に「訪問看護」サービスがあるので、本来なら介護保険で訪問看護を受けることになるんだ。

だいだいちゃん
だいだいちゃん

でも、例外があるんだよね?

ゆう
ゆう

そう、その例外の一つが「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用した健康保険での精神科の訪問看護。

だいだいちゃん
だいだいちゃん

精神科訪問看護も「自立支援医療(精神通院医療)制度」の対象の一つだから、利用できるようなら利用したほうが金銭的な負担は少なく済むよね。

ゆう
ゆう

世帯収入とかにもよるけどね。

 介護保険の場合、介護度に応じて、使えるサービスの金額が決まっていて、訪問看護を十分に利用しようとすると、決められたサービスの金額を超えてしまうなんてことが生じる。

 でも、「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用した精神科訪問看護の場合は医療保険を利用した訪問看護なので、介護保険のサービス限度額を圧迫しない。

 介護保険で、ヘルパーさんの派遣やディサービスを利用して、医療保険で精神科訪問看護を利用するということもできる。

両方の制度で訪問看護を同時に受けることはできない

だいだいちゃん
だいだいちゃん

「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護と介護保険の訪問看護を同時に受けることはできないの?

ゆう
ゆう

「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護と介護保険の訪問看護のどちらかを使うんだ。併用はできないんだよ。

だいだいちゃん
だいだいちゃん

「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護と介護保険の訪問看護の切り替えはできるのかな?

ゆう
ゆう

切り替えは可能だよ。

 「自立支援医療(精神通院医療)制度」で精神科訪問看護を受けていた人が介護保険の訪問看護に切り替える、逆に介護保険で訪問看護を受けていた人が「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護に切り替えることは可能。

「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護は何をする?

だいだいちゃん
だいだいちゃん

「自立支援医療(精神通院医療)制度」で精神科訪問看護を受けた場合って、看護婦さんは何をするの?

ゆう
ゆう

「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護で受けることのできる支援は主に「医療支援」「外出支援」「就労支援」「家族支援」の4つだよ。

・医療支援
服薬管理・服薬ができるように支援
主治医との架け橋となり治療の前進に協力
診療中断の防止
・外出支援
気分転換の仕方
通院の援助
散歩や買い物同行
・就労支援
本人の希望や特徴に合った仕事を共に考え会社や作業所を提案
就労開始後も継続していけるように安心サポート
・家族支援
当事者を支える家族の支援(親・子供・兄妹)
様々な制度についてのアドバイス
だいだいちゃん
だいだいちゃん

介護保険の訪問看護だと外出や買い物の支援は難しいけど、「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護は外出や買い物を一緒にしてくれたりもするんだね。

ゆう
ゆう

ただし、あくまで精神科に特化しているので、身体の問題が大きい人は介護保険の訪問看護を使った方がいいかもしれない。

 ちなみに「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用した精神科訪問看護で訪問してくれるのは、保健師・看護師・准看護師・作業療法士。

 介護保険のような理学療法士・視聴覚言語療法士の訪問はない。

「自立支援医療(精神通院医療)制度」の精神科訪問看護を利用するには?

 「自立支援医療(精神通院医療)制度」で精神科訪問看護を利用するにはどういった手続きが必要になるのだろう?

「自立支援医療(精神通院医療)制度」で精神科訪問看護を利用できる人

 「自立支援医療(精神通院医療)制度」はあくまで精神科疾患を患っていて、精神科に通っている人のための制度。

 なので精神科訪問看護を利用できるのは

・精神科疾患を持っている人
てんかんを含む精神疾患全般。
・精神科の病院やクリニックに通っている人
ゆう
ゆう

精神科疾患を患っていても、精神科の病院やクリニックに通院していないと制度を利用することができないんだ。

手続きの方法

 「自立支援医療(精神通院医療)制度」を利用して精神科訪問看護を受ける時の手続きは

1.訪問看護ステーションや医療機関に相談。

2.受診している精神科の医療機関に主治医の指示書などの必要書類を書いてもらう。

3.住んでいるところの市役所に本人または家族などが必要書類を提出する。

4.受給者証が送られてくる(受給者証が送られてくるまで時間がかかるので、申請書の控えが利用できる場合もある。)。

 という流れになる。

ゆう
ゆう

申請の必要書類の中には「自立支援医療(精神通院)制度」を利用する「医療機関名・住所・電話」「薬局名・住所・電話」「訪問看護ステーション・住所・電話」を書く。

だいだいちゃん
だいだいちゃん

それぞれ正確な医療機関名や住所電話番号を調べておいてね。

ゆう
ゆう

世帯全員の保険証や収入の証明なんかも必要になる。

国民健康保険や収入が現金だけの場合は証明書などが必要ない場合もあるから、市町村へ問い合わせをしてから申請準備をした方がいいかも。

 

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