介護保険サービスを利用するうえで、欠かせなのがケアマネージャーによるケアプラン。
ケアマネージャーが利用者にあったケアプランを立て、ケアプランにそって介護保険のサービスが提供される。
このケアプランの作成料金、現在は、利用者の自己負担はゼロ(無料)だが、一部有料化しようという動きがあるようだ。
ケアマネージャーの報酬
ケアマネージャーの仕事は、本来、ケアプランの作成だけではなく、介護保険利用者の相談に乗ったり、介護保険利用を考えている人の相談に乗ったりする。
が、ケアマネージャーの収入は、基本的にケアプランを作成することによって発生する。
たとえどんなに利用者や家族の相談に乗っても、ケアプランが作成されなければ、報酬なしというのがつらいところ。
あとは、事業所のレベルや介護保険利用者をめぐる、医療機関との連携などによる加算などになる。
ケアプランの作成料金は介護度によって違って来るが、現状は利用者側の自己負担はなし。
ケアプラン作成の報酬
ケアプランの作成料金は介護度によって決まる。
受け持つケアプランの数は、基本的には1人のケアマネージャーにつき35以内。
40以上のケースを持つと、超えた部分の報酬が少なくなる。
入院中の加算
利用者の入院中はケアプランの作成報酬は生じないが、「病院等に対する情報提供」「退院、退所時の病院等との連携」などでの報酬が発生する。
その他の加算
など。
減らされることもある
利用者への訪問が決められたとおりになされいない場合などは、報酬が減らされることもある。
ケアプラン有料化への議論
現在は、利用者負担ゼロのケアプラン作成報酬だが、利用者負担を課そうという議論が始まっている。
内容としては、
など、いろいろな意見があり、まだ決まっていない。
もちろん、「ケアプラン作成料金は利用者の自己負担を求めるべきでない」という意見もある。
2021年度に向けて2019-20年度中に審議会などでケアプラン作成の自己負担の是非を検討するとのこと。
ちなみに、「ケアプラン」は必ずしもケアマネージャが作らなければいけないわけではなく、セルフプランでも構わない。
のだが、サービス提供事業者の介護報酬請求にも絡んでくるので現実的には、素人のケアプラン作成はちょっと無理がある(と思う)。
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