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介護疲れで犯罪を起こしてしまう前に

家族の問題 地域包括支援センターの日常
家族の問題

 家庭で認知症や体の不自由な高齢者を介護している御家族のみなさん。

 毎日、お疲れのことと思う。

 家庭介護って、本やドラマで見るほど簡単じゃないからね。

 「認知症の家族がいて、わかっているけどつい大声でしかってしまう」

 「家庭介護していて、つい、かっとなって、手を上げてしまう」

 「このままだと、何をしてしまうか自分でもわからないとおもって、不安だ」

 わかる!わかる!そのつらい気持ち。

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介護疲れがピークを迎えると

  • 「その気が無いのに、つい、大声でしかってしまう」 
  • 「家庭介護していて、つい、かっとなって、手を上げてしまう」
  • 「このままだと、何をしてしまうか自分でもわからないとおもって、不安だ」

 要は介護疲れというもの。

 どんなに穏やかな人でもやさしい人でも、疲れてくればこうなる。

 これがエスカレートすると、

「自宅療養中の妻(家族)を殺した、○○県のN×才が殺人容疑で逮捕されました。Nは『介護に疲れた』と自供しており、容疑を認めているようです」

 といったニュースになるわけ。

 こんな場合の手は一つ。

介護を受けている人と介護している人が離れる

 なんたってこれが一番。

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特別養護老人ホームの入所が一番だが

 「介護を受けている人と介護している人が離れる」とくれば、「特別養護老人ホーム(特養)の入所」というのが一番に頭に浮かぶ。

 でも、どこの自治体でも「特養の入所待機者は数百人」というのが普通だと思う。

 しかも特養申し込みは要介護3以上というのが基本条件。

 ほかにも、グループホームとか老人保健施設とかもあるが、こちらもなかなか空床が出ないのが現実。

 お金があれば、有料老人ホームも考えられるけど。

 で、仕方なしにディサービスを毎日入れたり、ショートスティをぎりぎりまで使ったりしてしのぐ。

 とはいえ、それも限界があったりして・・・。

家族による虐待があると認められれば

 特養の入所条件は現在「要介護3以上」。

 でも、この条件には例外もある。

 例えば「認知症が重度の場合や、家族による虐待があるような場合などのやむえない状況」がある場合。

 とくに「家族による虐待がある」と認められると、要介護3未満での入所が認められるだけでなく、入所を急いでもらえる(早くしてもらえる)場合がある。

家庭介護で追い詰められる前に

 「家族による虐待がある」と認められると、要介護3未満での入所が認められるだけでなく、入所を急いでもらえる(早くしてもらえる)場合がある。

 別に本人が「虐待されている」と訴えるケースばかりではなく、その気が無いのに、つい、大声でしかってしまう」  「家庭介護していて、つい、かっとなって、手を上げてしまう」 「このままだと、何をしてしまうか自分でもわからないとおもって、不安だ」なんていう家族からの訴えでも「家族による虐待がある」と認められる場合もある。

 では、具体的にどこに相談すればいいかというと、「地域包括支援センター」だ。

 すでにケアまねがついているような人(家族も)は、担当のケアマネージャーに相談してもらうと、そのケアマネから、包括支援センターに相談が来る。

 その後は、地域包括支援センターの職員が面談等をして、市町村へ「虐待ケース」としてあげて、市のほうから特養に「入所を早くしてほしい」などの文書が発行される。

 とまあ、こんなのがおおよその流れだ。

 自治体によっては、ちょっと違ってるかもしれないけど。

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